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ゲーム二次創作ブログ。ポケモソ擬人化など。たまに脚本も。
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【マイゲーム、マイゲーム】
 
 
 
~スタート~
 
「先生、生きるとは何ですか」
「楽しむことですか」
「笑うことですか」
「それとも苦しむことですか」
「戦うことですか」
「生まれてくるから生きるのですか」
「生きるために生まれてくるのですか」
「僕は、生まれてくることなんて望んでいませんでした」
「何が不満なの?」
「押し付けられるのが嫌なんだ」
「命を?」
「命を」
「じゃあ生きるのやめれば?」
「そんな度胸もない」
「生きるのも嫌だし死ぬのも嫌。わがままだ」
「わがままだよ。何が悪い」
「だってどうしたいのかわからないじゃん」
「そんなの僕にもわからない」
「自分のことなのに?」
「自分のことなのに」
「ふーん」
「どうでもいいって顔したね」
「だって他人のことだから」
「それもそうだ」
「でも、生まれてきたのを望んでいなかったとしても、今生きていくのを望まない人はいないと思う」
「じゃあ何故自殺は減らないんだろう」
「やむを得ず」
「やむを得ず?」
「死ななきゃいけないと思い込んだだけだよ」
「どうして思い込んだんだろう」
「誰も味方じゃないと思ったんだよ」
「他人のことなんてどうでもいいんだろう?」
「どうでもいいよ。誰が生きようと死のうと知らないよ。だから誰のことも気にせず、生きていれば良いんだよ」
「そんなもんかな」
「そんなもんだよ」
「嫌なことなんて吐くほどあるよ」
「その分素敵なことを食べればいいよ」



~詰みゲー~
 
「…………」
「…………」
「あ」
「ん?」
「クリア」
「おめでとー」
「発売日から八日も経っているー」
「十分早いよ、廃人並みだよ」
「並み、ってことはまだ廃人じゃないな」
「訂正、廃人」
「アーアーきこえなーい」
「よくそんなにやってられるね」
「暇なんだもん」
「外に出ろ外に」
「出てるよ、すれ違い通信しに」
「何それ」
「ゲーム機をスリープ状態にして持ち歩いてると、同じソフト持ってる人と勝手に通信ができて、ちょっと得する」
「怖くないのそれ」
「別に個人情報なんか流れないよ」
「恐ろしい世の中だからね」
「だね」
「それだけ?」
「ん?」
「誰かと出かけたりしないの?」
「友達とか?」
「恋人とか?」
「ないない」
「ふーん」
「そっちは?」
「んー」
「え、何その反応」
「あのですねぇ」
「なんですかぁ」
「機械相手に勝ち目がないってのも、どうかと思ってるんですよぉ」
「何それ」
「何でしょうねぇ、でもたぶんわかんないよ、君には」
「感じ悪いなぁ」
「悪くて結構、分かられると困るんだよ」
「えー」
 
 
 
~リセット機能なし~
 
「結婚してください!」
「断る」
「何で! 何が不満なの!」
「不満っていうかね」
「料理も出来るし掃除好き、働き者の良いお嫁さんでしょ!」
「そうなんだけどさ」
「もしかして負い目があるの?」
「そりゃあるけど」
「気にすることじゃないじゃん! 私はあなたが好きであなたも私が好き! オッケー! ノープロブレム!」
「いやいや、イエスプロブレム、イエスプロブレム」
「高学歴でキャビンアテンダントの私、中卒のフリーターのあなた、本来会うはずのない二人は運命的な出会いを果たしたのよ! このビックウェーブに身を任せないでどうするっていうの!」
「とにかく、結婚は出来ません」
「何でよ!」
「だって、僕死んでるでしょ」
「だからなんだっていうのよ」
「死んだ人とは結婚できないでしょ」
「出来る! 外国だと出来る!」
「ここは日本」
「猫と結婚した人だっている!」
「マジで?」
「だから大丈夫! 結婚して下さい!」
「ダメだよ」
「だって、忘れろって言うんでしょ?」
「うん」
「一緒にいようって言ったのに、死んじゃったから忘れろって、言いに来たんでしょ」
「うん」
「そんなの嫌だよ。結婚してよ」
「出来ないよ」
「幸せにしてよ」
「出来ないよ」
「どうしてよぉ」
「ごめん」
「どぉしてよぉ」
「ごめんね」
「あなた以外に、誰が私を幸せにするのよぉ」
「君に似合う人はたくさんいるよ」
「私はあなたが良いの」
「僕がいたら、先に進めないでしょ」
「なら、先になんて進まないよ」
「ダメだよ」
「なんでよぉ」
「君はこれからも生きてくんだ。誰か別の人を好きになって、子どもを産んで、育てて、孫が生まれて、ひ孫も出来ればすごいな。親御さんが亡くなるのを看取って、もしかしたら旦那さんが先に亡くなるかもしれない。子どもも事故で亡くなってしまうかもしれない。ちゃんと笑顔で見送って、お土産話をたくさん持っていくから待っててね、って言うんだ。そうやって生きてくんだ。布団の上で、家族に看取られて、楽しかったって笑って人生を終えるんだ。その時は、きっと僕が一番に迎えに行く」
「そのとき、私はおばあちゃんだよ」
「おばあちゃんになってもきっと可愛いよ」
「私だってわからなくなるよ」
「わかるよ、ずっと見てるから」
「ずっと?」
「うん」
「見ててくれる?」
「抱きしめてキスも出来ないし、優しい言葉もかけてあげられないけど」
「何十年でも?」
「何百年でも」
「でも、嫌だよ、忘れたくないよ」
「じゃあ、忘れなくていいよ。泣いてもいいし苦しんでもいい。それでもいいから、生きていくんだ」
「いやだよぉ」
「うん」
「やだよぉ」
「うん」
「やだぁ」
「……うん」
 
 
 
~グッドエンディング~
 
「齢九十九年、あと一年生き延びれば百歳だったというに、惜しいことをしたもんです。家族は泣きながら笑いながら、大往生だったよおじいちゃんと言うんですが、いやいや、あと何十年でも生きていきたい所存でした。何せ世の中はめまぐるしく変わっていく。広かった空が高くなって、土がコンクリートになって、やれ原発だー、やれそぉらぁしすてむだーとテレビで騒ぎ立てるわけです。知りたいこともたくさんありましたし、体験したいこともたくさんありました。そうしたらね、天国の友人や妻にたくさん話が出来るわけです。いやわからん、地獄かもしれない。戦争で人をたくさん殺しましたからね。しかし、話以外に土産がないのは盲点でした。菓子折りか花でも持ってくるんだった。何十年も待たせたわけですから。何十年といえば、酷使してすっかり節くれだってしわくちゃになった体は、いつの間にか青春時代の姿を取り戻しておりました。体は軽いし、何より恰好がつく。神様の粋な計らいでしょうかね。やっぱり花でも持ってくるんだった」
「あなた」
「…………ああ、ああ。久しぶり」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
なくもわらうも十人十色
マイゲーム、マイゲーム
 
 
 
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演劇大好きパートのおばちゃん。
ポケモン、モンハン、ゴッドイーターなんかでゲームの二次創作。

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